こんにちは、まはろ伊良波専門職(作業療法士)の渡口です(^▽^)/

今年度からの新たな取り組みとして、その月の日課の中から、1つ選んで、日課の目的や効果、日常生活での困り感、どんな影響があるのか?などを、専門職(作業療法士)目線から伝えていけたらなと思います。1~2カ月に1回、不定期での更新にはなると思いますが、ご理解・ご了承いただきたいです。

今まで発信してきた専門職だよりの代わりになると思います。日々の日課の中で、「これってどういう効果があるの?」「どういった目的でやっているの?」などの疑問があれば、それをテーマにして発信させていただく事も考えています。疑問等があれば、スタッフまでお声がけください。

今回のテーマは『ビジョントレーニング』です(*’▽’)

ビジョンとは、見る力の事です❕ここでいう「見る力」とは、視力のことではなく、 目から入った情報を脳で正しく処理し、体へ伝える「視覚機能(見る力)」を鍛えるトレーニングです 💛

一般社団法人日本ビジョントレーニング普及協会 | ビジョントレーニング で『見る力を鍛え』学力・運動能力など『見えない力』を伸ばし、『今と未来を生きる力』を育てましょう。すべての子どもたちにビジョントレーニング を!これが私たちの理念です。

平面の文字を読むだけにとどまらず、モノの形や、色・大きさなどを把握したり、そこで得た情報の共通点や相違点を見つけたり、あるいはパターンや連続性などを理解し、論理的に思考したりするなどの機能のことを指します☆

見る力が未発達な子どもが増えている理由は、外遊びをする機会が減り、遊びを通して見る力が育ちにくい環境に置かれているからです。体を大きく動かして遊ぶ機会も少なくなっているので、運動能力、認知能力、ボディーイメージ力が発達しにくいと言えます。

またスマホや携帯ゲームの普及により、目を動かす力の発達を阻害します。
目を動かす力が弱いことで、本が読みづらくなってしまったり、字を書き写すことも苦手になってしまうことがあります。 小学校に上がった段階で、このような力が発達していないと勉強につまずいてしまうこともあります。見る力を育てるためには、目と体を同時に使うことが重要です。

ビジョントレーニングは、発達障害のある子どもの、生活や学習上の困りごとの克服や改善に役立つのではないかといわれています。 主に、生活や学習上の困りごとを改善したり、スポーツのスキルアップ(動体視力向上目的)を目指したりする目的で活用されています。

具体的には、以下のような困りごとを抱えている人に有効だ考えられています。
授業中、黒板に書かれた内容などをノートに取るのが苦手
・本を読むときに、文字や行を読み飛ばしてしまうことがある
・定規を使って線を引いたり、長さを測ったりすることが苦手、図形問題が苦手
・飛んでくるボールをうまくキャッチできない 、縄跳びが苦手
・物との距離感を把握して、適切につかんだり、避けたりできない
・ノートのマスや行から字や数字がはみ出す
・ひらがな、漢字が正しく書けない。鏡文字を書く
・はさみで切る、ボタンを留める、ひもを結ぶなど手先を使う作業が苦手
・ダンスや体操などで人の動きを見てまねをしたり、動きを覚えることが苦手
・物や人にぶつかりやすい
  など

ビジョントレーニングの効果と目的
・学習面の向上: 黒板の書き写しが早くなる、文字の読み飛ばしが減る、マス目の中に字が書けるようになる
・運動能力の向上: ボールのキャッチ・ボールがうまくなる、空間認知力(距離感や位置関係)が向上する。
・ 集中力と生活能力: 視野が広がり、周囲の状況を素早く判断できる。
・発達支援: 発達の特性を持つ子どもが、見ることや身体操作の苦手さを克服する。

◆ビジョントレーニングで育つ6つの効果

1 書く力・短時間で板書を写すことができる。・マスからはみ出さず、形を整えて文字が書ける。 ・ひらがな、カタカナの書き間違い(鏡文字)がなく正しく書ける。 ・形を整えて図形が正しく書ける。・筆算では桁をそろえて書ける など。
2 読む力 ・行をとばして読んだり読み間違いをしたりせず音読ができる。・文章をスムーズに読める。 ・文章問題を理解して解ける など。
3 作る力 ・ハサミを上手に使って直線・曲線の上を切ることができる。 ・定規を使って正しく長さを測ったり、きれいに線を引いたりでき  る。 ・紙を折る、ひもを結ぶなど手先を使う作業が容易にできる など。 
4 運動能力 ・ものとの距離間を理解して、つかんだりよけたりできる。 (例:球技で飛んでくるボールを受けたり打ったりすることができ る) ・お手本通りに体操やダンスができる。 ・平均台をバランスよく渡ることができる など。 
5 イメージ力・数字や漢字が正しく覚えられる。 ・文字や図形の形を正しく把握できる。 ・上下左右を正しく認識できる。 ・目的地までの順路が覚えられる。 ・忘れ物が少なくなる など。 
6 集中力 注意力・落ち着きが出る。 ・授業中、学習や作業に集中できる など。

ビジョントレーニングは、子どもたちの潜在能力を引き出し、学習の土台を強化するための有効な手段です。視覚機能を鍛えることで、学習だけでなく、スポーツや日常生活においてもその効果を発揮することができます。

まはろ伊良波では、プリントワークや体を動かした遊び等を通して実施しています(⌒∇⌒)過去に実施したビジョントレーニングの一部を紹介します!!

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転がってきたボールを目で追う、指定された色のコップで取る
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たくさんの文字の中から、指定された文字や言葉を探す・選ぶ
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プリントワーク。たくさんの文字から2~3文字の言葉探し(縦・横・斜め)

ビジョントレーニングと記載していない日課でも、ビジョントレーニングの要素が含まれた活動や日課はたくさんあります。間違い探しや点繋ぎ、宝探しなど

もちろんビジョントレーニングだけではないですが、 目で見て、判断して行動する事は、全ての日常・学校生活を送るうえで欠かせない事です!子供たちが少しでも困り感なく日常・学校生活が送れるように願いを込めて🍀

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